福井県あたりからは
まるで風のように駆け抜けた
それは色んな意味で
先が見たかったからだと思うし
変な雑念を消し去りたかったからだと思う
てっとり早い方法は
モーターサイクル
昔からこのリラックス方法は変わっていない

福井で風呂探し
まだ入らなくていいだろうと 思ってくる
結局

石川県の金沢で
我慢できず温泉に

最高にリフレッシュしても
旅は続くわけで

富山県に着いても
野宿先が見つからず

しかたなく

富山大学の敷地内で野宿
意外に大丈夫なもんだ(ダメなんだろうけど)
魚も焼けるしね
ダメなんだろうけどwww東北を目指し
北へ、北へ

日本海側のシーサイドラインを走る
何回も風で倒れそうになったけど
綺麗だった

夜は無人駅で眠ったり
新潟を越えて
秋田に入る頃になると

道も徐々にワイルドな一面を見せてくる
『北海道はこんな感じなのか??』って ワクワクしながら走った
この頃からかな
デジカメの一件なんて 忘れてしまってた
どうでもよくなったんだと思う
それぐらい新しい景色が頭の中に入り
古い感情は自動的に追い出されていく

秋田では
無料のキャンプ場まで足をのばした

ひさしぶりの
洗濯
ありえないぐらい汚れた服
みるみるキレイになり
風と踊らせてやったり

肉体は鳥の声の中 眠らせてやったり
中途半端な時間に目覚めてテントから出れば

何回も俺を生き返らせてくれる『アイツ』がまた沈んでいったり
夜は旅人同士話したり
ここら辺の時期は
『あ、もう完全に野宿でやっていけんな』って
実感できた日々だった
本土最北の地である 青森県に着いた頃

冗談抜きで寒波が凄まじかった
沖縄の石垣で
タンクトップで過ごしてた俺としては
耐えられない寒さだった
夜はカッパを着て眠っても震えるくらいに寒い
おまけに雨ときたもんだ

逃げ込んだ道の駅
閉館時間には追い出され
トイレで眠ったりもした
原稿用紙が何枚あったって
きっと書けやしないだろう
それなりに『嫌な人達』ともたくさん遭遇した
青森港から北海道行きの船には乗らず
もっと北端にある大間港から北海道に行く事にした
っていうか旅人はみんな『大間から』がツウらしい
本土最北端 大間岬を見たあと

大間港フェリーターミナルへ
沖縄と比べるとやはり こじんまりしてる
もちろん旅人は見た限り 俺ひとりだった
ゴールデンウィークが終わったばかりだし
『オフシーズン』
知ってはいたけど
少しは寂しいもんもあったなwww
バイクに乗船券をくくりつけ
船員さんに『ヨロシクお願いします』と言い
バイクを固定してもらう
何度、船に乗ったっけ?なんて数えてた
船に乗る時は
いつもいつも新大陸にドキドキする
不安もアリ
楽しみもあり
『寝るとこあるかな?』
とか
『人は優しいかな?』とかね
ブオ〜〜〜〜〜!!って船がいつものように泣く
それを合図に i podでいつもの『船セレクション曲』を聴く
唯一聴かないようにしたのは Coccoの【強く儚い者たち】
マジ旅人っぽいと最初は感じてよく聴いていたけど
旅を続けていくうちに歌の本質が理解できるようになった
【飛び魚のアーチをくぐって宝島が見えるころ、何も失わずに同じでいられると思う?】
本当にその通りだと感じる
きっと旅に出たりすると ロストする物もあり
なんらかの代償がある
職を失ってしまったり 旅の快楽に溺れてしまったり
何かを見失ってしまったり 忘れ去られてしまったり
そんな事を考えながらこの名曲を船で聴いていると
思わずスイッチを切ってしまったりもした
道を走る
って事はタイアが減るってこと
旅人に指摘されて解った
気付けば タイアがツルツルだった
【いつまでも同じままだと思うな】
これで北海道に上陸後 早々に予定外の出費になること
この時まだ
気付くわけなかった
ぶお〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!